お猿の戯言 homosapiensaru's babble


2013年10月26日[土] ほんとうのこと



年齢とともに自然が寄り添ってくる。
いや違う。自然に吸い寄せられてしまう…と言った方がいい。
名も知らぬどうってことのなかった植物たちが気になりだしたり、日々刻々と変化する光に感動したり、これまで気にもしてこなかったものたちが眼に、心に飛び込んでくる。
最近は虫たちが語りかけてくるから面白い。

世間を気にしている内は、ほんとうのことが見えないんだろうなぁ…と思う。大事なものをどこかに押し込んで、満足するはずが、満たされない日々を過ごすのだ。

12月の個展が近づいてきた。
諦観の心を持して、求めないことにしようと誓おう。

サアテ オマエ ニ デキル カナ ?





2013年10月18日[金] 神田川脇のフェンスにて



のっそり と ゆっくり と
でも かくじつ に み に つける もの は つけ
まえ に すすん どる
こいつ の ように ものごと すすめ ます か





2013年10月15日[火] 手帳から



日常の一角に埋没していく意識がある
それを前にしてにわかに膨らむイメージに吸い込まれていく

日常の中に幽閉された意識が
目の前の風景に刺激されて元の世界に還っていく

すーっと引き込まれていく わたしの実態がここから消えていく
肉体はここにあっても 魂は楽土へ物見遊山する
魂は解放され 命乞いをし また 日常へ戻ってくる

そう わたしの魂が元の場所へ還ることのできる入口をつくろう
わたしにとっての楽土への入口
それがわたしの絵でありたいと願う




2013年10月12日[土] 竹内栖鳳展を観る



竹内栖鳳を観た。
巧さということに触れるために足を運んでみた。
わたしは栖鳳にはあまり関心がない。特に巧さということに興味がないので、どうしても積極的になれない作家の一人だ。一応押さえておかなければならない重鎮の一人ということもあって竹橋へ向かったが、案の定、大作を前にしても触手は延びず、魂は震えず。ただただ筆致の凄さにへぇ〜へぇ〜と感心するばかりだった。

それでもひとつ興味深かったことは、六十代に入ってからの作品が格段によくなること。これには大いに関心を示した。
六十代だよ、たにぐちぃ、これからだなぁ〜!とほくそ笑むが、大事なことは、それまでいつでも作品のことを考えていること。手を動かし続けていること。そうしたことがそれをさせるということ。勘違いしないようにしなければならない。真摯に続けていっている人のもとへ何かが降りてくる。





2013年10月10日[木] 木曜新美術館に72人目のアーチストとして登場!



今日10月10日[木]、
Web文芸誌マトグロッソ「木曜新美術館 マトグロッソTV / THE アーチスト」に
72人目のアーチストとしてUPされました!
投稿した図版は、動画の一部です。
みなさんご高覧ください!

 → http://plus.matogrosso.jp/mokuyou/





2013年10月9日[水] 第11回TIS公募展に教え子3人が入賞・入選!

鈴木紗穂「性格」
鈴木紗穂「性格」
えんどうゆりこ「どこへだっていける」
えんどうゆりこ「どこへだっていける」
黒田愛里「経堂のエクセシオールで寝ない方法」
黒田愛里「経堂のエクセシオールで寝ない方法」



第11回TIS公募展に教え子3人が入賞・入選しました。

TISというのは、東京イラストレーターズ・ソサエティという第一線で活躍するプロのイラストレーターの集団です。

応募人数816名、応募総数2,218点。21名の審査委員による2日間の厳正な審査を経て、30名の中に見事に残りました。

3年前に卒業した 鈴木紗穂
2年前に卒業した えんどうゆりこ は入選を果たし、
この春卒業した  黒田愛里 は審査員賞を受賞。

その展覧会が青山のギャラリーにて開催されます。
どうぞご高覧ください!

★第11回TIS公募受賞作品展
 10月17日[木]〜30日[水]
 11:00〜18:00(金曜日は19:00まで)日曜休廊 入場無料
 ギャラリー5610
 東京都港区南青山5-6-10 5610番館 tel 03-3407-5610

 → www.deska.jp