お猿の戯言 homosapiensaru's babble


2015年1月18日[日] 「古田織部展」



銀座・松屋で開催されている「古田織部展」に行った。
今年は古田織部没後400年、他にもこうした企画は目白押しなのか?
昨年には、岐阜県現代陶芸美術館で「大織部展」が開催され、織部がマイブームの私は日帰りで観に行ったがあちらの方が格が高かった印象がある。

私は、まずビジュアルから入る質だ。織部も装飾の面白さから惹かれていった。織部茶碗の特徴としてあるあの飄々とした可愛らしい模様たちが焼き物に施され茶碗などの使える道具として存在しているのが興味深い。器の形にもこれまでと違った工夫がある。初めは自分の創作に役立てようと美術的な側面からしか観てこなかったが、知れば知るほど古田織部は何者なのかがわからなくなってくる。

織部は、信長、秀吉、家康らに仕えた武将茶人で、利休没後の茶の湯の世界において、天下一茶の湯名人として頂点に立った。利休の侘び茶とは対照的な奇抜な創意と斬新な造形美を創出したが、これも利休という存在があっての織部の立場と武家が強い時代としてのアプローチと、いろいろな要素が織部を織部たらしめたのだろうか。
天下一茶の湯名人として、いろいろな窯場で指導に当たっていたそうだ。最近になって九州地方の窯場においても指導をしたという記録が見つかったそうで、織部の全体像がまた変わってきているようだ。それにしても、あの特有の模様は織部が考案したものなのだろうか。陶工ではなかったと思うのでその辺りの美術家、造形家、芸術家といった作り手としての織部の実態を知りたいと思う。複合的な理解をもって織部の生み出した世界をどう解釈するかが問題だ。

美術として織部の世界を捉えると、織部の織部らしい作品(と言っていいものなのか?)は、図版として挙げた「香合」や「振出」といった小品にその特徴が表れているが、こうした類を纏めて観せる展覧会があってもよさそうなものだ。

いろいろな展覧会場でいつも感じるのは、この作家の展覧会ならば、もっといろいろな切り口があって、もっともっと刺激的な観せ方ができるのになぁということだ。自分だったらこうしたアングルで観せるなぁ…などと思いながら観ている。作り手側に廻っていなければ、キュレーターになって、広樹好みの展覧会をするというのもあったな。

歴史や時代背景といったことと合わせて鑑賞せねばならないのはわかるが、美術としてだけの織部展を心から所望する。





2015年1月17日[土] いよいよMAYA+MAYA2での個展「花」がオープンいたします



すでにお知らせしておりますが、
Gallery House MAYA + MAYA2 での個展「花」
1月19日[月]〜 31日[土]11:30 - 19:00(土曜日は17:00まで)
がいよいよ明後日始まります。

つきましては、初日(19日[月])の17:30くらいからオープニングパーティをささやかながら行います。
ぼちぼちと初めておりますので、みなさまお時間がございましたら足をお運びいただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

GALLERY HOUSE MAYA + MAYA2
東京都港区北青山2-10-26
tel 03-3402-9849

http://www.gallery-h-maya.com





2015年1月14日[水] 個展のお知らせ



今年は睦月から個展を二会場(正確には三会場に等しい…汗)で開催と、滑り出しから飛ばします。

今、来週頭(19日)からのGallery House MAYA+MAYA2(「花」)での開催に向けて引き籠って制作中です。さぁて、どうなることやら。とにかく奮闘中でございますとしか言えません 笑。
土曜に搬入し、その後は翌週の土曜日(24日)からのサボア・ヴィーブルでの開催に向けて引き続き引き籠もって邁進あるのみです。

描くことの辛さはもちろんあるのですが、制作中のひょっと上手い方向に向かうときのあのなんとも言えないエクスタシーな気分に虜になってしまったんですねぇ。もう後戻りできまへん。日々の仕事を熟せばそれでいいものを、それだけでは満足できない躰になってしまったんですねぇ。

みなさん、私の足掻きの結果をもうすぐ御披露目させていただきますので、お時間のある方、ギャラリー近辺にご用のある方、ぜひご高覧賜れば至福にございます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。
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★「花」
花を中心とした新作です。
少々小ぶりな作品たちが
MAYA+MAYA2
二つの会場で咲き乱れます。

1月19日[月]〜 31日[土]日曜休廊
11:00〜19:00/土曜日は17:00まで

ギャラリーハウスMAYA+MAYA2
東京都港区北青山2-10-26

http://www.gallery-h-maya.com



★★「お猿とその周辺」
お猿が暮らす その場所に
散りばめられた 宝物
観えるものと 観えないものと

1月24日[土]〜 2月1日[日]水曜休廊
11:00〜19:00/最終日は17:00まで

サボア・ヴィーブル
東京都港区六本木5-17-1 AXISビル3F

http://www.savoir-vivre.co.jp






2015年1月13日[火] 寒中御見舞い申し上げます



寒中御見舞い申し上げます。

2015年も明けてもうすでに二週間があっという間に経ってしまいました。
最近は、FACEBOOKをやるようになってつい、自分のサイトがおろそかになりがちで困ったものです。今年は前半でサイトを再構築せねば。

1月1日には、時計が0:00を回ってから、近所の氏神様に今年も精進いたしますと誓いを立ててきました。いつものように御神酒と歳餅とお汁粉をいただいて、生のお囃子をバックに獅子舞を楽しんできました。

昨年は忙しく働かせていただきました。
今年は仕事はもちろんがんばるのですが、一月と四月に個展を行います。
一月はデザイン系(具象)で箱三つで(ほぼ)同時開催します。いつも無謀です。
四月はファイン系(抽象)です。
また改めてご案内させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

年明けの仕事は、広島の和菓子のパッケージからスタートですね。途中いろいろあって弛緩してしまいましたが、年も明けましたし、気を入れ直してチャレンジです。素敵なものになりそうな予感です(笑)。

高島易によると、「得意分野での後進の育成が大事」とありますから、大学の業務も怠ることなかれ!まぁ、当たり前のことですが。
後半には、少し違った方向性にも向かおうかとも考えています。

さあて、この一年どうなることやら…。
とにかく前向きに精進あるのみです。

最後になってしまいましたが(今更ですが…)、
この一年のみなさまのご健康とご健勝をお祈り申し上げます。
よい一年となりますように。


◯UPしました図版は、仙台のさくら野百貨店のこの正月の初売りのポスター用ビジュアルです。