お猿の戯言 homosapiensaru's babble
2015年7月3日[土] 絵のこと
描写する喜びはどこぞに置いやって、何を描くでもなく、絵を描くそのことの悦びに耽る。花を描くと言いながら花を描かず、花という概念を借りて絵そのものの成り立ちを表出させようと試みる。私の描く花はどこにもなく、此れまで観てきたいろいろな手法が花のような形の中に滲み出す。オリジナリティなどもともとなく、体験によりインプットされた様々なものたちが混血化し、オリジナリティのような様相を見せるだけに過ぎない。繰り返すが、何を描こうではなく、絵そのものを創りたいのだ。