お猿の戯言 homosapiensaru's babble


2011年2月23日[水] バー・オプでの個展が3月も継続されます!



六本木のバー・オプ(Opp)に、3月も引き続き私の作品が展示されることになりました。
3月からは現在のものからちょいと趣向を変えて、作品の入れ替えをします。
青山ブックセンターでの展示をご覧いただけた人にはちょいと飽きちゃうかもしれませんが、
羅漢猿たちが今度は六本木に修行の場を変えて登場します!



BAR OPP(オプ)
tel. 03-5575-2312

飯倉片町交差点近くにあるAXISビルの向って左側向いのピュア六本木というビルの8階です。


ⓒhiroki taniguchi 羅漢猿
ⓒhiroki taniguchi 羅漢猿


2011年2月18日[金] えっ!



どこに向っているの?



2011年2月17日[木] 卒業制作展

ビジュアルは、<br>谷研4年生の助川枝里紗です。
ビジュアルは、
谷研4年生の助川枝里紗です。



いよいよ、明日から卒業制作展が毎年恒例の六本木ヒルズ/アカデミーヒルズ40で始まる。
私の研究室の学生たちはなんとか落ちこぼれることなく全員が卒業となった。ほっ。

18日[金]は、   14:00〜20:00
19日[土]は、   10:00〜20:00
20日[日]最終日は、10:00〜16:00

となっております。

私の研究室はイラストレーション研究室ですが、絵画に傾倒する者やアニメーションに挑戦するやつがいたりで、みんな一生懸命やっておりますので、どうそお時間のある方はぜひ観てやってください。よろしくお願いいたします。


その後、谷研だけの谷研卒業制作展を2月28日[月]〜3月7日[月]の期間、南青山のギャラリー5610で開催します!こちらへもどうぞお運びください!




2011年2月15日[火] 青山ブックセンター終了



二週間があっという間に過ぎた!
昨日で青山ブックセンターでの展示が終わった。
トムズボックスやマヤでの展示のときよりもhomosapiensaruたちが生き生きとしていた。
羅漢猿たちは苦行中にも関わらず、みな快く二週間青山ブックセンターの壁面でお客さんたちにサービスしてくれていた。
観にいらしてくださった方々、ありがとう!
homosapiensaruたちにも、ありがとう!

引き続き、六本木のBAR「Opp」であと二週間展示しております。
AXISビルの向かって左脇のビルの8階にあります。ちょうどAXISの駐車場の向かいくらいにあるビルでしょうか。
ここでは呑みながらじっくりと対峙していただければ幸いです。いやいや、言葉が大袈裟だな…。
もっと気楽に遊びに来てくださいな。


青山ブックセンターでの修行を終えて研究室に戻った羅漢猿たち




2011年2月14日[月] 教訓



戒めがきた。

五十を過ぎてもなお、

ぶれたならば否応無しに鞭打たれる。

ありがたいことよのぉ〜。

これでいいってことのない

このありがたさ。

ただただ感謝するばかりだ。

ありがとう。



雪の中、駆け足で帰路を急ぐ…と、突然眼の前に大きな足跡が!普通の人の何十倍もの足の
大きさ。今日は、こんな大男にガツ〜ンと脳天に蹴りを入れられた気分だ。




2011年2月13日[日] 水戸へ

今回のDMです
今回のDMです



絵が仕上がらず結局ギリギリになってしまい、ギャラリーまで車を飛ばすことに!
以外と時間がかかってしまい、さらにみなさんにご迷惑を掛けてしまった。

作品を預けてすぐにリターンと思っていたが、そうはいかない!
出品作家の七割くらいの方たちがギャラリーの中で設営を手伝っていた。
ぼくは何する訳でもなく、ただただその場にいて和んでいただけだった。

一昨年に個展をさせていただいた、ギャラリーしえるのグループ展に招待され、この日となった。

2月15日[火]〜2月27日[日]の期間、「ギャラリーしえる 2011新春企画 一富士展」というテーマで小品展が開催される。

 → http://www.arrow-co.jp/14.html


作家を交えての新年会があるので20日[日]に再び水戸へ向う。




2011年2月11日[金] 櫃田伸也展へ

ⓒnobuya hitsuda《空き地のプラン》 2003年
ⓒnobuya hitsuda《空き地のプラン》 2003年
ⓒnobuya hitsuda《不確かな風景》 1987年(2000年加筆)
ⓒnobuya hitsuda《不確かな風景》 1987年(2000年加筆)



これは実物を観に行かなくては…と、ずーっと頭の奥底にこびりついていた展覧会だった。
奈良美智の先生としても有名だ。

学生の頃から、ちらちらと気になっていた画家だ。
真ん中にストンとは来ないのだが、意識の外と内との境界辺りのどこかしらの襞の内奥に折り畳まれていて、そのかすかな厚みが時折り気になって姿勢を正してしまうことがあるというような感じで、常に水面下でもぞもぞとうごめいているのだ。


絵具で絵を描くという当たり前のことを改めて意識させてくれる作品だ。
最近の作品(2010年)が一番好きだった。このことを摂っても素晴らしいことだ。
絵を描こう!






2011年2月10日[木] 再び宮崎へ



昨晩、宮崎へ入り、再び宮崎県展のデザイン部門の審査だ。

夕べは、贅沢に一人ホテルの店に出向き、地鶏の炭火焼と宮崎牛のサーロインステーキを芋焼酎とともに食した。旨かったぁ!特に、牛です。これがなんともはや美味かった!

審査会場に行くと、昨年よりも応募作品が増えていたが、コミック的表現も増大していた。
マンガが悪い訳じゃない。そういう方向の人たちが描く、類型化した無個性な顔をなんとかして欲しいだけ。みんなと同じじゃ駄目なんだから…。
結局、上位に選んだのは自己のオリジナリティを面白がって追求しようとしている姿勢の見える作品だ。

今回一緒に審査をしたのは、なばたとしたか氏。
「こびとづかん」で人気のイラストレーター(?)だ。

 → http://www.naverland.net/

審査中にお話をさせていただいたが、なかなか真摯な人だった。
こびとたちもとっても魅力的だ。


一通りの審査を終えてから、絵画部門の審査のお二人と有意義な時間を過ごさせていただいた。
お一人は去年もご一緒の奥山民枝さん。もう一人が京都造形芸術大学の木村克朗氏だ。
奥山さんには励まされ、木村氏には貴重なお話を賜った。

無欲に静かな気持ちで佇んでいると黄金のような時間が運ばれてくる。
必要な答えや思考が向こうから自然にやってくるから不思議だ。
神秘体験といっていいくらいの刺激的な時間をいただいた。感謝!





2011年2月7日[月] 銅版画の刷り

ⓒhiroki taniguchi 2011
ⓒhiroki taniguchi 2011



今日は、銅版画の刷りをした。MAYAで購入していただいた銅版画だ。
といっても、卒業生の銅版画家の小田に助っ人してもらう。

小田は、グラフィックデザインを勉強していたが、結局多摩美の版画の大学院に進んだ変わり種。
入ってすぐに台湾の大きな版画の公募展で、多摩美生が獲ったことのなかった賞を受賞した。
こういうやつがいるから楽しい。

この助っ人の、力に溢れた黒々とした版画がたまらない。
思い返せば、学部生の頃からすごい版画を作っていたのだ。
いろんな話のできる楽しくてたのもしいやつだ。




2011年2月5日[土] 上田風子の個展「Lucid Dream」のオープニングへ



行ってきました。
谷研OG上田風子の久し振りの個展です。
羨ましい限りの売れっ子です(笑)。いや、ホント!

素描に腕の上達振りを匂わせておりましたなぁ。よしよし(微笑)。
懐かしい作品もたくさん出品されていて、自分が風子にアドバイスをしていたコーチ時代を思い出しました。

二次会、三次会、四次会とひさ〜しぶりに始発で帰りました。
教え子の活躍はうれしい。


ⓒfuco ueda
ⓒfuco ueda
芸術新聞社から作品集も<br>出版されました!
芸術新聞社から作品集も
出版されました!


2011年2月4日[金] JAGDA主催の「Romance展」のオープニングへ

会場風景。<br>各モニターがそれぞれにランダムに<br>30秒ずつ動画を上映していく。
会場風景。
各モニターがそれぞれにランダムに
30秒ずつ動画を上映していく。



日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)主催の「Romance展」のオープニングレセプションに顔を出す。

東京ミッドタウンの中にある、DESIGN HUBで3月6日[日]まで開催。

大学で会議があったため、またしても到着がぎりぎり!
それでも今回の旗振りの原研哉氏や会場構成を担当した廣村正彰氏、勝井三雄氏や永井裕明氏、福島治氏、松下計氏、事務局長の大迫修三氏などと話すことができた。
原さんのテンションが今夜は面白かったな。

今回の展覧会は、香港からの凱旋展で、100名ほどのデザイナーが「Romance」をテーマに制作した30秒の映像が展示されている。

会場の写真をアップしたが、ちょうどクレジットが出た瞬間を撮ってしまい、全然様子が伝わらないが、何十台といったモニターにアットランダムに作品が映し出される。

自分の映像作品は、ラブラブのお猿のカップルが俄雨に出会し、仲良く雨を避けて茂みに逃げ込んでいくという単純なストーリーのものだが、いつもアナログで描いている世界観を映像にできないかと、絵心を刺激する方向の作品を創った。

なかなか好評だ!




2011年2月3日[木] 東京藝術大学卒業制作展を観る




今日までという情報が入り、久しぶりに観てみようと思い上野へ向かった。
この前ここへ来たのは、福田繁雄先生の追悼の会のときだったか、BAUHAUS展のときだったか。

数年前、卒展委員長だった頃に訪れたときの印象とあまり変わらないが、総じて学部生の作品は魅力に乏しい。が、修士になると俄然よくなるから不思議だ。
昨今の傾向としては、どの美術大学も大学院まで進まないと深さが出て来ないようだ。
修士たちの作品は藝大美術館に展示されている。あの空間に置かれればよくも見えるということもあるが、院生たちの仕事は格別テンションが高く、丁寧に造っている。そして見せ方がうまい。観ていて気持ちがいい。まぁ、中には見せ方だけ押さえているだけなんていうのもあって逆に安心したりもしたが…。

自分の研究室のこともあるので、油画や日本画を中心に観る。
さすがに修士のものは見応えのあるものが多い。デザインの修士のスペースに、まるで日本画と思える作品があったが、あれは日本画家の中島千波氏の研究室の学生の作品か?

絵画科全体を観ての今日の成果は、うちの研究室の学生たちも結構行けるぞという確信を持てたことだ。
谷研のみんなよ!自信を持っていいぞ〜!(強気〜!)あとは、スケール感だなぁ。
うちの学生たちの作品も六本木ヒルズなんかじゃなくて、美術館に展示してあげたいよなぁ。

今回興味深かったのは、東京都美術館が改修中なので、学部生の展示が各学科棟で行なわれていて、作品と共に絵画棟のアトリエ(画室)の見学ができたこと。かつて自分が大学2年生の頃、この絵画棟の一室で有元利夫先生の指導の元、デッサンや着彩を手がけたことを懐かしく思い出した。




2011年2月1日[火] 青山ブックセンターとBAR OPPの話



1月いっぱいで終了した個展だったが、今日から別の会場で新たにスタートすることになった。

トムズボックスとマヤ2で展開していた、羅漢猿のシリーズが本日より14日[月]まで青山ブックセンター本店で引き続き展示していただけることになった。
これは、トムズボックスで出版された本「homosapiensaru's wisdom」の販売促進のためのPRを兼ねて、ピンバッジ3種類とともに置かせていただいている。

お猿のシリーズが面白かったぁ!なんていう人には、こちらで観ていただくと1月の展覧会よりもその主旨が明確に伝わる展示となりました。もちろん、うっかり見逃したぁなんて人にもぜひどうぞ!夜10:00まで営業しているので夜型の人にもお薦めです。

もうひとつ、マヤ1の方に展示させていただいた作品群は、六本木のバー「0PP」に今月一杯置かせていただくことになった。OPPは、六本木のAXISビルの細い道を隔てた向いにあるビルの8Fにある。絵だけ観たいという人にはちょっとむずかしい場所だが、お酒とともに味わってみたいという方々には持ってこいの場所だ。



青山ブックセンターの展示風景